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房総素堀隧道散策ツーリング


5月


行程

金谷・本名林道〜竹岡林道〜志駒林道〜田取林道〜松節林道〜横尾林道〜大幡林道〜高山林道〜淵ヶ沢・奥米林道〜

大鹿倉林道〜高宕林道〜六本木林道〜鹿野山林道〜鬼泪林道


走行距離

388k

約一月ぶりの房総林道

フェリーで金谷着そのまま金谷・本名〜竹岡林道を通過、本日のメインである素堀林道のある(竹岡林道にもありますが)志駒林道に向かう。
ここが志駒、田取林道の起点
志駒林道に入って早々に素堀隧道出現
いつみてもワクワクさせます。

路面はほぼフラットです。
先日の台風の影響でかトンネル内部、結構ぬかるんでいます。
所々、崖の上から滝のように水が流れています。
このトンネルの出口にに滝ができていて、裏見の滝のようでした。素堀隧道をぬけていくと、徐々に開けていき、最後には少し開けた広場に到着します。

崩落があったようで、土嚢が道の真ん中に居座り封鎖、先に道らしきものが見えるが断念。

行き止まりにつくとマウンテンバイクに乗った方が行き違い行きで止まりだと教えてくれ下っていきました。
始点まで戻り田取林道へ
少したつと登りはじめ走りやすいダートに、
山頂付近に愛宕山公園なるものがあり。
景色もソコソコ見えます。
公園を越え少しすると分岐があり南側は新しい林道の工事中でした。

道はいつしか舗装になり、戸面原湖に到着
橋を渡りそのまま松節林道〜横尾林道にアタック

やはり雨上がりで路面が酷いことになっています。

頂上付近の広場をぬけしばらくしたところで分岐がいくつかあります。
北の方に伸びていたので少し踏み入れてみましたが、行き止まり、ひどいクレバスでタイヤがはまり酷い目にあいました。
少し進むと舗装路にぶつかる。
ここで大幡林道と分岐
先月来たときに横尾林道のその先は見ているので踏み入れたことのない大幡林道へ、期待をよそに完全舗装、普通に村に降り立ちました。

県道34号、国道410号を経て再び横尾林道に舞い戻る、途中厳重に封鎖された旧道トンネルを見ながら高山林道に接続、写真は横尾・高山林道の分岐点
高山林道〜淵が沢・奥米林道を経て、まだ未走行の大鹿倉林道へ、この三つの林道ほぼ舗装されていて、大鹿倉林道の先は房総スカイライン

否応なしに乗ってしまって引き返すのもつまらないのでそのまま終点まで有料道路を利用

国道465号で高宕林道へ

高宕林道北側入り口

この先、台風後のぬかるみの為かなりマッドな路面が続き倒木、小さな崩落の中、素堀隧道を抜け進みます。
高宕林道・支線まで後少しというところで大崩落

路肩0.05車線でしょうか・・・。

今回の台風で地盤が緩くなっているのか通過時にもこぶし大程の落石がありました。
高宕林道から高宕林道・支線との接続部にある看板。

ここを南に抜けるピストン道が支線です。

登り初めて直ぐに、滝の音

「大滝」という落差が結構ある滝

のぞいてみましたが繁茂している草のせいで底が見えません。
滝を過ぎると小さな橋があり、休憩所のような場所にベンチがあります。

そこをさらに数百M進むと最深部です。

ガードレールがありその先獣道もないので進みようがありません。

ガードレールには「記念??」の名前が連ねてありました。
支線を使い走りやすい半舗装の路面を進むと徐々に開けていき写真のT字路に出る。

ここが高宕林道の終点、東側からのアプローチである。

農村を抜け本日のメイン林道?!である六本木林道に向かう。

事前にナビに六本木林道のアプローチを登録しておいたのですが、高宕林道に行く際に通過した房総スカイラインの脇、国道465号から直ぐのところでした。
200M程進むと分岐があり、左の分岐に、今まで見たことのない規模の素堀隧道が見えます。

トンネル内部はマッド(強)、路面に泥と水たまりしか無いんじゃないかと思うような状況。

そして暗い天井を照らすと、コウモリがわんさかいました・・・・。おぞましい
素堀の長大隧道を4本ほど抜けた所にある、素堀の水路、この撮影場所の直下は0.4車線程。

この手前に結構な規模の崩落があり道をふさいでいます。4輪車はお手上げといった様子です。

かろうじて先人達の通った、一本の轍を抜けることができました。 
この後、壊れた車があり、その先も獣道のようなので引き返し。

引き返してコウモリのいた隧道を激写。

もうバイクもLAWも泥だらけ。

分岐点まで引き返し、右の分岐道へ、

鬱蒼と藪が茂っていて通行を阻みます、

狭い路面に川が流れクレバスを作って行く手を阻む、

その先には縦1.5M 横2M程の鉄の檻がありました。

罠と思われますが、猿に使うには大きすぎる・・。

熊はいそうにないのでやはり獅子、もといイノシシでしょうか・・・。
つい狭い藪道の脇から猪が突進する姿を思い浮かべてしまい、薄暗いのもあいまってさっさと、切り返しました。(笑)
日も暮れかけ、帰路に・・・。
国道465号を抜け鹿野山林道へ、

以前はダートの脆い林道だったらしいですが、
今はほぼ全面舗装、視界も広く走りやすい

鹿野山林道を抜け、マザー牧場を横目に鬼泪林道へ

この辺で日が殆ど暮れて、薄暗い中少し荒れ目のダートを走ります。
途中分岐が多数ありましたが。
LAWにはナビ様がついているので、
迷わず通過、そのまま海岸線を走り、
金谷フェリーへ・・・。
今回の房総素堀隧道ツーリング、思った以上のものでした。
房総の林道はゲートもなく、路面も適度にあれ、崩落もあり、
都心からそう離れていない場所であることを忘れさせるような魅力があります。

今回は某HPで秘境と紹介されていた水の流れる道の調査もしたかったのですが、午前中ゆっくりしすぎてあまり探す時間がとれず見つけず仕舞いでした。

次回は念入りに下調べをして未走行の林道含めアタックしたいところです。




04.5.31