北の大地山行 2日目
天気 :晴
体調 :良好
今日の唄 :旅人 / 池田綾子
撮影枚数 :304枚
※写真はクリックで拡大されます
午前5:30に起床
思ったほど冷え込むこともなく身支度をして外へ
2009年9月27日の朝陽 星の庵 美瑛の丘より
清々しい空気に青空だった、今日もいい一日になりそう
この美瑛という地域は自然とは違うけど、人の作り出した風景の中ではトップクラスの絵になる景色のある場所だと思う
国道237号、274号を経て支笏湖畔へ
そのまま南岸の道道に入り樽前山七合目ヒュッテへ
今日も「お手軽大絶景」第二弾の山を登りに行きます
パノラマ
登り初めてまもなく拡がる景色
早くも今日の山も辺りであったことを確信する
北海道はそれなりに廻ったことがあって、支笏湖はあまり特徴のない湖だと思っていたのだけど上から見るとこんなにインパクトのあるものだとは思わなかった。
この登山道の視界は180度、左は支笏湖、そして右には苫小牧の港までを見渡せる
樹海のように拡がる緑の大地、十勝平野(そう呼ぶのだろうか?)の全てを見渡せるような視界
振り返った景色、標高もどんどんあがって見える景色も高くなっていく
1時間ほどで登り詰めた先は・・・
山の頂はカルデラ状になっていて外輪山を歩いて一周できる
そして視界を右側に移していくと見えるのがこれ
何ですかこれ?!
昨日に引き続き今まで山で見たことのない景色が・・・
樽前山 パノラマ
またまた山の上に拡がる広大な風景
とても山の上の景色とは思えない
外輪山を歩くとその方向に面した景色が視界いっぱいに拡がる
南向きのこの方面には本州と思われる影が見て取れた、爽快!
この奇っ怪なドーム状の物体は、「樽前ドーム」と呼ばれる溶岩ドーム
なんと1909年の噴火でできた溶岩の塊、鹿児島で桜島を見たときにも感じたけれど、活きている活火山を実感として感じることが出来る
樽前山より
ここの外輪山は風当たりは強いけれど、どこを歩いていても大絶景
昼食のやきそば弁当を食べている間に溶岩ドームに変化があった。
白い煙がもくもくと上がりだして、強い風の中に硫黄のにおいが混じるようになった。
そして雲がながれてその姿がはっきりと見えるようになってきた。遠く羊諦山も見えている
以前はあのドームの近くまで歩いていくことが出来たらしいのだけど、火山活動が活発になり有毒ガスが発生しているので2001年以降は外輪座から中に入ることは禁止されている。
う~ん、惜しいことをした。もう少し早くここにたどり着いていれば・・・。
しかしなんという力強い姿だろうか。
大地の力、地球の力・・・。
正直今日の登山にはそれほど期待はしていなかったのだけど、ここまで特徴的で印象深い景色を見れるとは思わなかった。
それもわずか1時間の登山で、まるで別世界にたどり着く、北海道の山は感動の景色に満ちている♪
空に続く、空の果てに続いていく道
果てない空の青とその大地
この地球の、この島国に生きていることに感謝したくなる、そんな場所。
日が傾いてきたので帰路に。
日陰になると風が強いのも相まって急速に温度が下がっていく
連休に続く週末で訪れた北海道の山の頂には見たこともないの大地の力であふれている。
旅をすることの意味とか、
その理由とか、
言葉でなく目の前にある空と大地が教えてくれる。
そんなことを思った旅でした。
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