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宿泊地電波 :ヤドカリの家 wilcom なし SoftBank 良好
天気    :曇→晴
体調    :好調
今日の唄  :say goodbye & good day / KOKIA
撮影枚数  :231枚
走行距離  :29085km~29573km →488km
積算走行距離:27823km~29573km →1750km(2009年)
燃費    :31km/1L
ガソリン価格:128円(伊豆の国)

※写真はクリックで拡大されます


ルートマップ(赤線)

海の日の三連休どこに行こうか、長野やら千葉やら思案していたのだけどどうやら天気がイマイチのようなので、晴れていなくても楽しめる場所へ行くことにした。

7月18日

11時頃に出発


今回は一泊なのでこんな装備。
一応ロープやらヘッドライトにLEDライト、カラビナやらを準備

海老名のビナウォークで奥華子さんのインストアライブがあったので久々に参加
以前は1時間前に行ったら一番前で聴けたのに到着時には既に100人程の人・・・・。
最近大分メジャーになってきていると思ったら、大衆受けするってこういう事なんだろうなと納得。
まぁ華子さんは相変わらずで少し安心

15時半海老名発
せっかくのETCを活用しようと小田原厚木道路を利用→東伊豆を熱海まで走り峠を越えて国道136号で一路南伊豆へ


生憎というか行けば行くほど濃霧に・・・・。

19時半
石部の平禄地蔵露天風呂へ
伊豆に幾つかある無料の露天風呂、港の脇にある露天風呂で脱衣場はなし、もちろん混浴(笑
この頃には霧も晴れて雲の隙間から星が見えるようになってきた。
この時期寒くはないけどバイクに乗って固まった身体にはやっぱり温泉♪
昼間にゆっくりつかるのもいいけれど、宵の刻に星を見ながら入るのが幸せだなぁ

20時 ライダーハウス やどかりの家到着
前回に続き宿はここで!もちろん質素だけどリーズナブルでちょい旅にはもってこいの宿です
オーナーさんに翌日行く辺りの情報を聞いて就寝(いつもありがとうございます!)

7月19日

7時起床

窓の外はこんな感じ、晴れてりゃ駿河湾が綺麗に見えるのに・・・。
山を下りたら晴れることを期待して出発

南伊豆の加納という地域の山に分け入ること10分

小さな石丁場あとが三つ程ありその裏手の崖に回り込む


加納石丁場 切り通し
眼前に突然現れる切り通し

以前二月に来たときもそうだったが(2月20日地底回廊<静岡 南伊豆>参照)
この切り通された石壁を見つけたときのインパクトは計り知れない、石丁場の入り口を見つけたことの嬉しさとその先への期待と恐れ、そしてその期待が裏切られることは ない

いざ!切り立った石壁の先へ!


加納石丁場 構内

以前行った敷根石丁場とも丸山石丁場ともまったく違う作りの丁場跡、石切をしていた職人のセンスなのか、はたまた偶然なのか、人の手で創り出された造形美
こんなものが人知れず山の中腹に眠っているとは・・・・。
何か神聖な空気が流れているような気さえする


加納石丁場 舞台前

左手に舞台のようなものがある、というよりこれは舞台にしか見えない


加納石丁場 舞台上

脇の窪みはさながら控え室だろうか


加納石丁場 舞台より入り口方面


加納石丁場 舞台より正面
正面上にはスポットライトのような採光口が・・・・。
きっと夕暮れ時に来たら陽光が差し込んで綺麗だろう


加納石丁場 上層

一度入り口をでて右手から採光口方面に回り込む
ちょうど前の写真の光の当たり


加納石丁場 上層
舞台を見下ろす


加納石丁場 上層
見上げると・・・・。
「苔むす」というのはこういうことをいうのだろうか
よく見ると右の壁に職人がほったであろう落書きがある


加納石丁場 構内
比較用に人物をいれてみた


加納石丁場 構内
幾何学的というのだろうか、すっかりその魅力の虜に。

丁度行くまでにKOKIAの唄を聴いていたのもあって、舞台に立つ歌い手の姿を想像してしまった。

1時間程の探索をして次の場所へ


丸山石丁場
またここに来てしまった。
前回探索済みだけれど、ここは飽きさせないものがある
草木が繁茂した関係か雰囲気も大分違う


丸山石丁場
前回この見上げたアングルを我が目で見てあっけにとられて撮影しなかったので撮ってみた。
人の創り出したもの、人の手による感慨

国道414号を北上


旧天城隧道にて
日本で一番長いと言われてる石造りのトンネル
伊豆に来るとついこれが見たくなる

国道を少しそれて西へ


○越鉱山にて


○越鉱山にて
仕事を終えたもの達


○越鉱山にて
うち捨てられた建物、うち捨てられた時間


○越鉱山にて
積年の思い、あとは朽ちてゆくのみ


○越鉱山にて
ノスタルジーというのだろうか・・・・。


戸井中央林道
ふと寄り道した林道に空の開けた場所があった。
野営にも使えそう

5時間ほど経てとある公園にて待ち合わせ、宵闇の淵へ

地下への扉を開けると内側から空気が押し寄せてきた。


地下工場跡 上層
とある山の中腹に広がる広大な地下空間、元々石切場として使われていたその場所は、大戦中は海軍の工場として転用、その後は
菌類の栽培に使われていたとか
床に朽ちている箱は栽培用のものだろう


地下工場跡 上層
この工場跡地、とにかく広い内部は2層に分かれていて幾つもの部屋が点在している
下手に動いていたら迷子になりそうなので一先ず東西の行き止まりを見つけて適当な脳内マッピングをして
その後南北の探索へ


地下工場跡 下層
地下と聞いて心配していたけれど、思った以上に閉塞感のない造りで慣れてくると歩きやすい
廃坑なんかと違って造りもしっかりしているので安心感がある


地下工場跡 下層

!!!!こういう所で意外なものにあうと本当に驚く
こんな地下空間で軽車両にでくわすとは・・・・。
しかもオート三輪 ミゼット 実物をお目にかかるのははじめて


地下工場跡 下層
湿気の多い構内、錆の浸食がすさまじい
車の大きさから対比してもらうと構内の大きさがわかるだろうか


地下工場跡 下層
大分歩き回ったので脳内マップも大方うまってきた
しかしこれだけの規模の石切場、人の手というのは侮れない


地下工場跡 上層
地下水のたまり場 使用されていた頃からたまっているものなのか
壁のナンバーはどうやら構内の地区を表すものらしい


地下工場跡 下層
この広大な空間は以前はもっと広いものだったらしい、西側と北側に大分埋め戻された痕があった。


地下工場跡 上層
灯りを消せばそこには闇しかない

光のありがたみ、そして自分の住んでいる国のこれまでを垣間見て色々と考えた時間だった。




 

 

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