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宿泊地電波 :ヤドカリの家 wilcom なし SoftBank 良好
:B.B.R wilcom なし SoftBank なし
天気    :晴
体調    :寒い
今日の唄  :
撮影枚数  :201枚
走行距離  :28053km~28572km →519km
積算走行距離:764km(2009年)
燃費    :31km/1L
ガソリン価格:101円(相模原)

※写真はクリックで拡大されます

2月17日

14時頃に出発

東伊豆から熱海→三島と抜けて西伊豆の三津へ


江浦湾より
2009年2月17日の夕焼け

この後西伊豆スカイラインで南下、気温は-2℃
スカイラインで距離を稼ごうと思って入ったものの、降雪、路面が凍結してきた。
二輪に乗っていてアスファルトの凍結程恐ろしいモノはない、当初の予定は捨て置いてゆっくり南下


目的地に着いた頃には20時頃になってしまった(オーナーさん申し訳ない)
今日の宿は南伊豆の「やどかりの家」、昨今珍しいライダーハウスらしいライダーハウス、宿泊料は800円に暖房費。
北海道にあったようなプレハブ小屋に最低限の設備、関東圏にこんな場所はないんだろうと思っていたので久々のヒットかもしれない。

何より興味深いのはオーナーの話し、詳しくは書きませんが地元に住む人ならではの趣味

今回はそれが目的で来たと行ってもいいかもしれないけれど、血の通った今までの経験を色々と聞かせてもらいました。
ネットで情報を調べるのもいいけれど、経験を直接聞くという体験は血が沸くというのだろうか、日頃眠っていた脳の回路が開いていくような感覚。
こういう感覚をしたいが為に旅をして、人の話しを聞く、そういっても過言ではない。
オーナーさんありがとうございました。

2月18日

いつも通りの朝食メニュー(納豆定食)を作って準備完了!
ひとまず今回の目的の一つへ


青野川 みなみの桜
もうお馴染みのこの場所

長閑な川、土手に咲く菜の花、早咲きの桜
何度きてもいい場所です


伊豆のこの時期といえば、河津の桜や湯河原の梅園が有名ですが、何より人混み嫌いな幸にとっては人もまばらなこの場所がお気に入りだったりします。

さてお次の目的地は国道136号沿いの青一という集落

その集落のとある道を昇っていくとこんな景色がある


山の中腹にこんな切り通しが姿を見せる


その先には手彫りのトンネル
国道沿いでもない集落の山間に何故こんなものがあるのかというと

今回の旅で一番参考にさせてもらっている
「下田街道」さん
のページで詳しい説明があったのだが、なんでもこの青一の集落のこの道の麓には小学校があった、そしてこの隧道を抜けた先には中組という集落がある
その当時は中組の集落からこの小学校には山を越えるか回り道をするか・・・。

山向こうから来る小学生の為に大人達が切り拓いた峠道

歴史とエピソードのある道、使われていない今もこの道を歩くとそんな当時の光景が思い浮かぶようでなんともいえない気持ちになる

学校の裏山にある子ども達の為のトンネル「下り尾峠の隧道」

お次は今回伊豆に来た一番の理由、とある情報をネットで検索していたら、とあるの写真に釘付けになってしまった。

そして今伊豆にいる

それは伊豆急の終着点の駅から歩いてもそうかからない場所にあった。


山に分け入っていくとこんな切り通しのようなものに出会う


その先にはこんな通路が


この扉の先には・・・・。


まさに回廊と呼ぶにふさわしいこの場所


地底回廊


今自分が立っているこの場所が日本であることを疑いたくなるようなこの光景
明らかに非日常の中にいるというのに時折遠くから生活の音が聞こえてきたりする
日常の中にある非日常の空間

この場所からそう離れていない場所へ移動


次の場所への入り口
切り通された道の奥へ


・・・・。
日常からかけ離れた光景に出会うと言葉が出ないというのは本当だった。
地底遺跡 その言葉が合うように思う


向かって左奥にある地底への入り口


元々びびり症なので、ここに入るかの相談をもう一人の自分と相談(笑)
装備だけは人一倍準備をしてきているので、結果通路を進んでいく


5m程窪んだ縦坑


こちらも縦坑、朽ちかけた梯子がいい雰囲気を醸し出している


一つ目の坑道の探索が終わったのではじめの場所に戻り、次の抗へ


先ほどの抗と違い結構な高さ、奥行きがある


地底湖
切り出されたその場所に、長い年月をかけて地下水がたまっている
一体どれ程の月日が流れればここま溜まるのだろうか


地上への出口、光というのは当たり前のようにあるモノだけど、ありがたいと感じる


坑道を抜けるとこんな開けた場所へ
ここも相当大きな広間になっている

この先にも幾つか分岐があり、その規模の大きさには途中から呆れる程だった。
2時間ほどの探索を終えて地上へ戻った。

この場所の正体、それは「石丁場」
一般的には城のような建物に使われる石を切り出した場所
有名所だと千葉の鋸山、栃木の大谷辺りがそれにあたる。

今回訪れたのは「敷根石丁場」「丸山石丁場」

それにしてもあれ程の規模を掘り出すにはどれ程の年月がかかったのだろうか

考えただけでも気が遠くなる、中にはオーバーハングした絶壁もあり、機械のない時代に手作業でそれを切り出した工程を考えると、決して生半可な作業ではなかったことがわかる。

自然の作り出した風景というのも良いものがあるけれど、こういう何世紀も前の人の手で作り出された遺物、遺跡。

それが今も、普段の生活からそう離れていない場所に眠っている。

そう考えると遺跡に対する思いは尽きない


国道136号 マーガレットライン沿いより


国道136号沿いにある伊豆では唯一の公的に公開されている石丁場跡「室岩洞」に行ってに見た。
ここに入る前まですっかり忘れていたのだけど、この場所には7年ほど前に来たことがあったように思う、その頃には今のような思考(笑)をしていなかったのですっかり記憶の彼方に消えていたのだけど、今それに対しての興味を持って見ると面白い物件だった。
人の思考と記憶というのは面白い。


今夜の宿は松崎にあるライダーハウスBBR!
ツーリング仲間でバイクの師匠ともいえる「ゴンタさん」と実に5年降りの再会
ボタン鍋をつつきながら楽しい夜を過ごしました♪

2月19日

どうやらすっかり花粉症が目覚めてしまったようだ、何もしていないのにしんどい


県道17号より

早々に帰路についた。




 

 

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